保育士が知りたい児童家庭福祉の成り立ち

里親制度

バーナード・ホーム

この「バーナード・ホーム」は、
後にイギリスで発展する里親制度のモデルともなっています。

 

バーナード・ホームでは、5〜9歳までの児童を里子に出し、
里子に出された児童は12〜13歳ごろになるとホームに戻り職業訓練を受けます。

 

また、児童が雇われた後も、雇い主による児童への横暴がないように、
ホームの職員が巡回訪問をするなどして、
アフターケアサービスを行ないました。

救貧院から里親家庭へ

1869年、ロンドンにCOS(CharityOrganization Society:慈善組織協会)が設立され、
後にアメリカに渡り、ケースワークに発展し、アメリカの福祉も形成しています。

 

1870年のイギリスでは、里親規制が制定され、
救貧の児童の保護は、救貧院から里親家庭へと移行しています。

 

これは増え続ける救貧費用を節約しようする目的もありましたが、
もともと家庭的な環境で育てられることが児童にとってより良い道であるという
伝統的な考えがベースにあります。

 

しかし、里親家庭での養育は、クリーブランド事件などにあるように、
虐待に結びつくこともあり、社会的な問題にもなりました。

 

1883年、リバプールにて、児童虐待防止協会が形成され、
この運動が全国的に広がり、1889年、児童虐待防止法及び保護法が制定されました。

 

これは、社会的に弱い立場である児童を、
法律によって保護をしたのはイギリス児童福祉史上では初めてのことでした。


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